プリンス.com
非公式のファンのサイトです。日産自動車とは無関係です。ここでいう「プリンス」は、かつてスカイライン・グロリアを作ったプリンス自動車工業(1966年に日産自動車と合併)のことで、ホテルなど同じ名前のほかの会社や商品とは関係がありません。
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プリンス自動車の車の図鑑

日産ヘリテージコレクションに保存されているプリンス系の車10台

この図鑑の範囲日産ヘリテージコレクションのプリンス系の一覧は10台です。この図鑑はその10台を軸にして、車ごとの面を作っています。一覧に載っていない車(たとえば1950年代のトラックなど)は、年表に名前が出る範囲だけで、図鑑の面は作っていません。
プリンス グロリア デラックス(S40D-2型・展示車)
プリンス グロリア デラックス(S40D-2型・展示車)。写真:先従隗始/CC0/Wikimedia Commons(改変:縮小・webp化)

10台の一覧

番号名前型式年式色面
014プリンスセダンAISH-21954年黒プリンスセダン
016プリンス スカイライン デラックスALSID-11957年黒初代スカイライン
023プリンス スカイウェイALVG-21960年灰スカイウェイ
028プリンス スカイラインスポーツBLRA-31960年青スカイラインスポーツ
302プリンス スカイラインスポーツBLRA-31963年金同上
031プリンス グロリア スーパー6S41D1964年青グロリア
034プリンス スカイラインGTS541964年青スカイラインGT
291プリンス スカイライン2000GTS54B-21965年白2000GT
045プリンス R380-IR3801966年赤R380
333プリンス グロリア スーパー6S41D1967年(記載なし)グロリア

表は日産ヘリテージコレクションの一覧ページの記載です[1]。ページ上では最初の2台が「1950年」、残りが「1960年」の見出しの下に並んでいますが、見出しと年式がずれている項目があります。番号291の2000GTには、詳しいページへのリンクがありません。

見どころの分け方

はじまりの車

プリンスセダン(1954年)は、社名・ブランド名の由来になった車です[2]。

スカイラインの系統

初代(1957年)、バンのスカイウェイ(1960年)、イタリアのデザインのスカイラインスポーツ、そして競技用のスカイラインGTと、市販の2000GT。同じ名前でも目的がまったく違う車が並びます。

グロリア

高級乗用車として1959年に登場した系統で、2リッター6気筒のスーパー6が日本グランプリで活躍しました[3]。

レーシングカー

R380は、戦後の日本でプリンスが開発した最初のプロトタイプレーシングカーです[4]。

数字の読み方

諸元の長さ・幅・高さはミリメートル、エンジンの出力はキロワット(括弧内が馬力)、トルクはニュートンメートル(括弧内がkgm)で書かれています。馬力(PS)とキロワットの両方が出る車は、同じ値を単位を変えて書いているだけです。比べるときは諸元の比べ表が便利です。記号の意味は用語集とエンジンの記号で説明しています。

10台の数字を並べる

番号名前(年式)エンジン最高出力最高速度
014プリンスセダン(1954年)FG4A 1,484cc33kW(45PS)110km/h
016スカイライン デラックス(1957年)GA30 1,484cc44kW(60PS)125km/h
023スカイウェイ(1960年)GA4 1,484cc51kW(70PS)—
028スカイラインスポーツ(1960年)GB4 1,862cc69kW(94PS)150km/h
302スカイラインスポーツ(1963年)E1 1,189cc(諸元欄)40.4kW(55PS)—
031グロリア スーパー6(1964年)G7 1,988cc104kW(142PS)—
034スカイラインGT(1964年)GR7B 1,988cc110kW(150PS)—
291スカイライン2000GT(1965年)———
045R380(1966年)GR8 1,996cc200PS超(147kW超)—
333グロリア スーパー6(1967年)G7 1,988cc105PS—

数字は各車の解説ページの諸元欄のままで、そのページに書かれていない項目は「—」にしてあります[2][5][6][4]。1,484ccの3台(プリンスセダン、初代スカイライン、スカイウェイ)は排気量が同じで、出力が45PS、60PS、70PSと上がっています。最高速度が書かれているのは3台だけで、110km/h、125km/h、150km/hです。

番号は年式の順ではありません。302は1963年式、291は1965年式、333は1967年式で、1966年式のR380は045です。番号の付け方は、確かめた資料には書かれていません[1]。

年表に載るプリンスの名前

図鑑の10台のほかに、日産の年表(1950年代・1960年代)には、「プリンス」の名前の付いた車が何台も載っています。年月と型式だけを表にします。それぞれの中身は年表に書かれていないので、ここでも書きません。表記は年表のままです。

年月年表に載る名前と型式
1952年3月プリンスセダン AISH型/プリンストラック AFTF型
1954年5月プリンスキャブオーバートラック AJVC型
1955年4月プリンスキャブオーバートラック AKTG型
1957年9月プリンスマイラー AOTH型
1958年10月プリンスクリッパー AQTI型
1960年10月プリンスライトコーチ BQVH-2型
1962年8月プリンスマイラー T430型
1963年3月プリンスクリッパー T631型
1963年10月プリンスライトコーチ B632型
1964年9月プリンスホーマー T640型
1965年8月プリンスホーミー B640型
1967年8月プリンスマイラー T446型

1964年9月は「ホーマー」、1965年8月は「ホーミー」と、年表の表記が分かれています[7][8]。図鑑に面を作っていないのは、ヘリテージコレクションの一覧に載っていないためです。

前史:電気自動車のたま

日産の1940年代の年表によれば、旧立川飛行機のエンジニアたちが興した新会社「東京電気自動車」(のちのプリンス自動車工業)が、1947年に100%電気自動車の「たま電気自動車」の販売を始め、タクシー需要などに重宝されました[9]。プリンスセダンの解説も、プリンスの前身を「たま自動車」と書いています[2]。電気自動車の時代はたま電気自動車の面にまとめています。

よくある質問

10台のうち、レースに関わる車はどれですか。
解説でレースとの関わりが書かれているのは3台です。1964年のグロリア スーパー6は、第2回日本グランプリのT-VIレースで優勝した競技仕様[3]。スカイラインGTは、同じ大会のGT-IIレースで2位に入った砂子義一選手の39号車と同じ仕様[6]。R380は、1966年の第3回日本グランプリの優勝車です[4]。
いちばん古い車はどれですか。
一覧の年式でいちばん古いのは、1954年式のプリンスセダンです。ただし解説は、この型の車が世に出たのは1952年3月だと書いています[2]。
「プリンス」という名前の由来は。
プリンスセダンの解説によれば、皇太子(当時)の立太子礼にちなんで付けられ、会社名・ブランド名にも使われました[2]。くわしくは「プリンス」の名前の面にあります。

図鑑の車の開発に深く関わった人物については、櫻井眞一郎の面にまとめています。R380の開発の責任者でもありました。

10台とは別に、1967年に宮内庁へ納められた御料車はニッサン・プリンス・ロイヤルの面で、公式の資料で確かめられた点と報道だけの点を分けて説明しています。

この面で確かめていないこと展示の入れ替え・貸出・整備の状況で、いまこの10台のどれが見られるかは確かめていません。見学の前に公式の案内で確かめてください(日産ヘリテージコレクション)。

出典

  1. 日産ヘリテージコレクション プリンス系の車の一覧(英語版)(2026年11月7日に確認)
  2. 日産ヘリテージコレクション プリンスセダン(AISH-2)(2026年11月7日に確認)
  3. 日産ヘリテージコレクション プリンス グロリア スーパー6(1964年・S41D)(2026年11月7日に確認)
  4. 日産ヘリテージコレクション プリンス R380(A-I型)(英語版)(2026年11月7日に確認)
  5. 日産ヘリテージコレクション プリンス スカイライン デラックス(ALSID-1)(2026年11月7日に確認)
  6. 日産ヘリテージコレクション プリンス スカイラインGT(S54)(2026年11月7日に確認)
  7. 日産 企業情報 ヘリテージ 1950年代(2026年11月7日に確認)
  8. 日産 企業情報 ヘリテージ 1960年代(2026年11月7日に確認)
  9. 日産 企業情報 ヘリテージ 1940年代(2026年11月7日に確認)